王立警察 ニコラ・ル・フロック
ここのところ仕事が忙しいし寒くて猫たちは縮lこまってることが
多くて、同じような写真しか撮れないしで、すっかりTVを見ることが
増えまして。で、今回はちょっとハマってるドラマの事を。
(長いんで興味なかったらすっ飛ばしてください)
スカパーのAXNミステリーで先月(11月)のみ放送されていた
ルイ15世の時代が舞台の時代劇ミステリー。
フランスのミステリー作家、ジャン・フランソワ・パロの「鉛を呑まされた男」と
「ブラン・マントー通りの謎」(未読)をTV化したもので、国王直属の警察組織に
属する若い警視のニコラがパリで起こる陰惨な事件を解決していく
というお話なんですが、これがなかなか面白い、というか、見応えがあります。
再現された18世紀のパリの下町や、貴族階級の華麗な衣装や
娼館の娼婦のお姐さん達のケバさやいかがわしさとか。
ベルサイユを初めとするパリ近郊の古城や森にロケした映像は
美しいの一言。面白いんだけど、ムダに騒々しい米製ドラマじゃこうはいかん。
見ていて「へぇー」と思ったのが「トイレ屋」とでも言うんですかね?
常に桶と衝立を持って街中を歩き回り、客に呼ばれると道端で
衝立で目隠しをしてその陰で用を足してもらい、(大も出来るのかは不明)
使用料をとる、という人(商売?職業?)。
ドラマ中では主人公のニコラが情報屋として使ってました。
中世~近世のヨーロッパの下町ってかなり汚かったそうだし
公衆トイレどころか王宮にすらトイレのない時代なので
(マリー・アントワネットの華麗なおまるとかも現存してるし)
そういう人がいたって不思議じゃないですが、ホントにいたんだろか、こんな人。
ただ、難点もありで画面がなんかやたらと暗くて見にくい。
当時は電気なんかないし、建物も石作りが多いから当然、昼間でも
暗いのが当たり前とはいえ、そこまでリアリティに徹せんでも。
セリフも18世紀当時の小難しい(?)言い回しを使っているとかで
そのせいか日本語の字幕が一部、なんだかおかしな部分があったり。
フランス語の古語をやってる人には勉強になるかもですね
「AXN 王立警察ニコラ・ル・フロック」←詳細はこちら。
france2 .fr 「Nicolas le Flock」←フランス2のサイトはこちら。当然、全部フランス語ですが
ギャラリーやムービーは見てるだけでも楽しいですv
「Chantilly castle and town photos」←ロケに使われたパリ郊外のシャンティリー城の
写真はこちら。行ってみたいです。
主人公のニコラをやってる新人らしい?ジェローム・ロベール君
経歴なんかの詳細は不明ですが(フランスのTV局のHPには
ちょこっとそれっぽいのが書いてあるけどフランス語だからわかんね)
ごっつい美形、ってんじゃないですが、ああいう衣装を着けた時の
立ち姿の美しさとか、立ち居振る舞いの優雅さとかがサマになってる人。
何気ない仕草とか目線や表情なんかに独特のものがあったりして
ヨーロッパの俳優さんに時々見受けられますね、こういう人。
ただ
それと剣を使った殺陣ももうちょっと上手になろうね。
動きが重いのよ、せっかくかっこよくアクションしてるのに。
↓本国フランスでは第2シーズンが放映されたみたいです。
(始まって5秒くらいで塗り壁が出現しますが気にせんよーに)
金曜日はともかく8時半からの放映ってのはどうなの。
日本の~時55分始まりとかに比べればマシか。
※※?おまけ?※※
ブログ中の写真は全部フランスのサイトから失敬したものばかりですが
中には↓こんなのも。
当時の貴族の男の人はたぶんみんなこんな感じだったんでしょうが
この写真だけ見せられたらモンティパイソンか!と思う人もいるんじゃなかろうか。
ちょっとした拾いものをした気分です、この子。
再放送、してくれんかなー。
by ugc10214 | 2009-12-01 00:58 | 雑記